あらゆる気体の測定に 株式会社ガステック

教材用気体検知管ご使用時の注意

2009年06月10日製品情報
教材用気体検知管ご使用時の注意点についてお知らせします。

1 改良前酸素検知管No.31Eのご使用について

昨年5月、名古屋市内の小学校におきまして、弊社製品の学校教材用気体検知管(酸素検知管31E)を使用して理科実験を行った際、誤って,検知管を取り付ける向きを間違えたため,気体採取器から塩化水素が漏れ、一部児童の方がのどや鼻の痛みを訴えるという事故が発生いたしました。事故後,弊社では,酸素検知管No.31Eについて,誤って,検知管を取り付ける向きを間違えても塩化水素が漏れ出さないように改良を行い,また改良前の酸素検知管をお持ちの小学校には,注意喚起を行うためのシールを検知管の箱に貼付していただくようお願いしてまいりました。しかし残念ながら,本年も児童の方が,誤って,改良前酸素検知管の取り付ける向きを間違えて,気体採取器から塩化水素が漏れるという事故が発生しております。下記製品(改良前酸素検知管31E)をご使用になる際は,気体採取器に検知管を取り付ける向きを間違えないように,充分ご注意いただきますようお願い申し上げます。

対象製品

  • 気体検知管 酸素31E(教材用):有効期限が2011年5月までのもの
  • 気体採取器セット

気体検知管 酸素 31Eの正しい取り付け方

塩化水素を吸い込んでしまった場合の対処方法

塩化水素を吸い込むと目,鼻の痛み・せき込む等の恐れがあります。塩化水素を吸い込んだ場合は,直ちにうがいをし,さらに目,鼻を水でよく洗い流した後,すみやかに医師の診断を受けて下さい。

2 気体検知管の折り取りについて

気体検知管をご使用の際,チップホルダ上部の溝に沿って検知管を倒し,検知管先端の折り取りをお願いいたします。チップホルダの溝に沿わず,無理に検知管を倒した場合,検知管の検知剤充填部分が割れて,検知剤やガラスの破片が飛散し,たいへん危険です。検知管が割れた時は,ガラスの破片,検知剤,除去剤に素手で触れないで下さい。素手で触れると,けがなどをする恐れがあります。検知剤,除去剤に触れてしまった時は,直ちに水でよく洗い流して下さい。ガラスの破片や検知剤,除去剤は掃き取り,さらに水を含んだ濡れ雑きんで拭き取って下さい。

気体検知管の正しい折り取り方

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