あらゆる気体の測定に 株式会社ガステック

教材用気体検知管安全使用に関するお知らせ

2011年05月26日その他
この度、他社製品の教材用気体検知管使用に際し、理科実験中に誤って水を吸引して、検知管薬剤に含まれる試薬が溶出し、強いアルカリ性の液体を飛散させ、児童にかかるという事故が発生いたしました。

弊社の教材用気体検知管も他社製品と同様に気体採取器に検知管を取り付け、対象気体を通気させ測定を行いますが、誤って水を吸引すると検知管内に水が入り込み、気体採取器内部に試薬が溶出した液体が、僅かに(数ml)流出する恐れがございます。

これまでに弊社検知管を使用した誤操作による水の吸引事故の報告はございませんが、試薬が溶出した場合の液体は、酸素検知管No.31Eは酸性(pH 2.5~4.0)、二酸化炭素検知管No.2EL、No.2EHは弱アルカリ性(pH 9~10)となります。  

気体検知管を安全にお使いいただくために以下の点にご注意下さい。また、万一皮膚等に付着した場合は、以下の応急措置に従っていただきますようお願い申し上げます。

使用上の注意事項

  • ご使用前に必ず取扱説明書をお読み下さい。
  • 安全めがねをご使用下さい。
  • 気体採取器を操作する際は、人に向けたり、振り回したりしないで下さい。
  • 水を吸い込まないように、検知管先端が水溶液等に触れないようにして下さい。
  • 誤って水を吸引した場合、すぐに水溶液から検知管を引き離し、そのままの状態で気体採取器から検知管をゆっくりと抜き取り、採取器の後部(テールキャップ)をはずし、吸引した液体を排出して、採取器内部を水で洗浄して下さい。(その後、販売店に修理としてお出し下さい。)
  • 液体の排出及び洗浄の際、手袋を使用し液体が手に付着しないようご注意下さい。
検知管をゆっくり抜き取る

テールキャップを外す

応急措置

  • 皮膚に触れた場合:直ちに接触部を石鹸水で洗浄し、水を用いて洗い流して下さい。
  • 目に入った場合:擦らず、直ちに多量の流水で15 分間以上洗い流し、医師の診断を受けて下さい。
  • 飲み込んだ場合:直ちに口をすすぎ、医師の診断を受けて下さい。

※ 医師の診断を受けられる場合は、製品安全データシート(MSDS)をお渡し下さい。

二酸化炭素検知管 No. 2EH MSDS
二酸化炭素検知管No.2EHの構造
二酸化炭素検知管 No. 2EL MSDS
二酸化炭素検知管No.2ELの構造
酸素検知管 No. 31E MSDS
酸素検知管No.31Eの構造

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